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参考情報のみ

石綿チェック工事前の石綿確認を、根拠付きで

改修・リフォームと石綿調査

執筆・編集:石綿チェック運営事務局更新日:

結論

キッチンや内装の改修でも、既存材料の切断・穿孔・撤去などがある場合は事前調査の確認が必要になり得ます。税込請負100万円は行政報告の代表的な目安であり、「100万円未満=調査不要」ではありません。DIYや写真判定で含有なしと決めず、有資格者・元請と条件を整理してください。

改修で使われやすい建材と、除去の方法

内装や外装の改修では、成形板などのレベル3の建材や、外壁・内壁の仕上塗材に手を入れることが多くなります。厚生労働省の建築物石綿含有建材調査者講習標準テキストは、これらを除去するときの措置を次のように整理しています。

  • 石綿含有成形板など:切断・破砕せずにそのまま取り外すことが原則です。難しい場合は薬液などで湿らせます。
  • けい酸カルシウム板第1種:切断・破砕せずに取り外すことが難しい場合は、湿潤化に加えて周囲を事前に隔離養生します。
  • 石綿含有仕上塗材:薬液などで湿らせます。電動工具で除去する場合は、さらに周囲を事前に養生します。

2020年以降の改正で加わった記録と工具のルール

  • 石綿を含む建材がある建築物・工作物・船舶の解体・改修工事では、作業の実施状況を写真などで記録し、3年間保存します(2021年4月から)。
  • 石綿等を切断などする作業では、湿潤な状態にする、除じん性能のある電動工具を使う、その他の粉じんの発散を防ぐ措置のいずれかを行います(2024年4月から)。
  • 事前調査の結果の記録も3年間保存します。改修の見積では、これらの記録を誰が作り、発注者にどう渡すかを確認しておくと、完了後の書類がそろいやすくなります。

部屋別ではなく層と作業で確認

部屋別ではなく層と作業で確認
項目確認できること次の行動
壁・天井仕上げ、下張り、接着剤撤去・穴あけ範囲を照合
床床材、接着剤、下地調整材剥離・研磨の有無を確認
設備配管、保温材、貫通部交換時に触れる周囲も確認

注意点

  • 請負100万円未満でも事前調査・掲示・記録が別に必要になり得ます。DIYや見た目だけで含有なしと決めないでください。

具体例

築35年戸建のキッチン床・壁を解体する改修で請負90万円の場合、報告基準未満でも切断・撤去前に事前調査の手配を確認し、結果を受けてから工法を決めます。

報告基準(改修)のイメージ

建築物の改修等では、税込請負基準額100万円が行政報告の代表的な分岐です。分割契約や材料費・調査費の扱いも含め、算定は元請が公式案内で確認します。

税込請負基準額100万円が境界

基準未満
基準以上
100万円
例: 999,999円
この報告基準には達していません事前調査等が不要になるとは限りません
例: 1,000,000円
行政報告の対象になり得ます石綿の有無にかかわらず報告対象になり得ます

戸建リフォームでよくある整理

  • 壁・床・天井を壊す・はがす → 事前調査の確認が必要になりやすい
  • 新設のみで既存材料に触れない → 根拠を記録したうえで専門家確認
  • 請負90万円でも調査義務の議論は別(報告基準と混同しない)

関連ページ

よくある質問

リフォームでも石綿事前調査は必要ですか?

既存材料を切る、はがす、穴を開けるなど影響する工事では確認が必要になり得ます。工事名ではなく、触れる材料と作業内容を元請へ伝えてください。

壁紙の張替えだけなら調査不要ですか?

表面仕上げだけに見えても、下地を削る・はがす工程が含まれる場合があります。見積書の作業範囲と使用工具を確認し、対象材料を整理してください。

住みながらの改修は何を先に決めますか?

調査範囲、立入区画、居住者への案内、調査結果が出るまで触れない箇所を先に決めます。具体的な安全措置は元請と調査者へ確認してください。

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