建築物等の解体等の作業に関するお知らせ
執筆・編集:石綿チェック運営事務局更新日:
結論
現場掲示は工事と事前調査・作業の概要を周知する情報です。事前調査結果の詳細、電子報告の受付、発注者説明、法令上の届出とは別の記録として確認します。掲示だけで石綿の有無や現場の適合性を確定せず、必要な情報は元請等の公開窓口へ確認します。
掲示は、石綿がなくても出す
環境省は、大気汚染防止法にもとづき、建築物などの解体・改造・補修工事では事前調査の結果を、特定建築材料(吹付け石綿や石綿を含む保温材など)の有無にかかわらず工事現場に掲示するよう案内しています。掲示するのは、工事の元請業者または自分で工事をする自主施工者です。「石綿なし」の結果でも掲示の対象になります。
事前調査の掲示に書かれる事項
大気汚染防止法施行規則(厚生労働省の建築物石綿含有建材調査者講習標準テキストに掲載の条文)は、掲示は掲示板を設けて行うこととし、次の事項を定めています。
- 調査を行った者の氏名または名称と住所(法人の場合は代表者の氏名)
- 調査を終了した年月日
- 調査の方法
- 石綿の飛散対策が必要な工事(特定工事)の場合は、対象となる部分の特定建築材料の種類
除去などの作業をするときの掲示
吹付け石綿や石綿を含む保温材などを除去する作業では、作業基準として、見やすい場所に次の事項を示した掲示板を設けることが求められています。作業場の中には、労働者向けに調査の終了日や調査方法・結果の概要なども掲示されます。
- 都道府県等への届出の年月日、届出先、届出者
- 工事を施工する者の氏名または名称と住所
- 作業の実施期間と作業の方法
- 現場責任者の氏名と連絡先
近隣の人が掲示を見るときのポイント
- 1作業区域には入らず、公道など立ち入りが認められた場所から読みます。
- 2調査の終了日と方法、特定建築材料の有無、作業期間、連絡先を記録します。
- 3内容がわからないときや掲示が見当たらないときは、掲示の連絡先または発注者に尋ね、それでも分からなければ自治体の公式サイトで相談窓口を探します。
掲示で確認する欄
| 項目 | 記載内容 | 読み取れないこと |
|---|---|---|
| 工事と期間 | 名称、場所、作業期間 | 石綿含有の個別分析結果 |
| 事前調査結果 | 調査者、方法、材料の概要 | 電子報告の受付完了 |
| 作業方法・措置 | 掲示された作業概要 | 現場の法令適合の確定 |
| 連絡先 | 元請等の公開窓口 | 行政の個別判断 |
注意点
- 掲示だけから石綿の有無、全材料の調査結果、電子報告の受付、現場の法令適合を確定できません。
具体例
近隣から掲示を確認するときは、作業区域へ入らず、工事名称、期間、調査概要、公開連絡先を読み、追加情報は元請または自治体へ尋ねます。
現場掲示で確認する項目
- 工事名称、場所、作業期間
- 事前調査の方法・結果の概要
- 作業方法・措置の概要と公開連絡先
掲示と別に確認する記録
- 事前調査結果の報告書
- 一定規模以上で必要な電子報告
- 発注者への説明、届出、保存記録
よくある質問
現場のお知らせ掲示で何を確認できますか?
工事名称・期間、事前調査の概要、作業方法の概要、元請等の公開連絡先など、掲示された範囲を確認できます。
掲示があれば電子報告も完了していますか?
掲示と電子報告は目的の異なる別の記録です。受付状況は元請等が送信記録や受付情報を確認し、必要に応じて発注者へ共有します。
近隣住民は掲示をどう確認しますか?
作業区域へ入らず、公道など立入りが認められた場所から読める情報だけを記録し、不明点は公開連絡先または自治体へ尋ねます。
自分の工事条件を整理する
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